火事の記憶 その3

8月 1, 2012

そして、多分…すごい被害の火事だったんだと思います

お父さんも
みんなが近くまで見に行ってるので

『ちょっと見に行って来るから!!』と私に叫んで家を飛び出そうとした時、

父も危険な目にあうんじゃないかと

急に怖くなり
『待ってぇ!! 私も行く!!私も連れて行って!!』
と大声で叫んでました!!

でもお父さんもそばにいた近所の人達も

『ダメ!!危ないから!!
ここで待ってなさい!!』と
言われ

私は泣く泣く諦めて家で
父が帰って来るまで
心配で泣きながら待っていた記憶だけが残っています

その後は覚えていませんが
明くる朝

おばあちゃんが
昨日の大火事、あの男の子兄弟のお家だったんだよ

あの男の子兄弟ね、火事で死んじゃったんだって

電気毛布が原因だったらしいわ

本当に小さいのに
かわいそうに…と一面に載った新聞を見ながら

おばあちゃんが呟いていたのを、今でも覚えています

何だか…この出来事を思い出したのは…

この火事を知っている
おばあちゃんもお父さんも
もう居ません。

この火事のこと…男の子達兄弟のことを、皆の記憶から消えていってることだと思うけど…完全に消えてしまう前に…

何となく語っておきたかった私の記憶です…

きっと天国であの子供のままで男の子達兄弟は
仲良く自転車乗っているんだろうな…と思います…。

 

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